【椿】花言葉は「控えめな優しさ」。椿をお見舞いに贈るのがNGな理由とは

最終更新日:2022年12月1日

6.椿の裏花言葉は「罪を犯す女」「犯罪に手をそめる女」

椿がもつ裏花言葉は、なんと…「罪を犯す女」「犯罪に手をそめる女」です。

慎み深く、控えめなイメージのある椿。

それにもかかわらず、いきなり「罪」「犯罪」というワードが出てきましたので驚かれたのではないでしょうか。

では、どうして椿には「罪を犯す女」「犯罪に手をそめる女」という恐ろしい裏花言葉があるのでしょうか?

この花言葉の由来になったのが、フランスの古典的オペラである「椿姫」だと言われています。

この「椿姫」は、戯曲家であるジュゼッペ・ヴェルディが19世紀に発表したオペラで、現在でも世界中で親しまれている傑作です。

簡単なあらすじをお話ししましょう。

椿姫の主人公はひとりの美しい女性マグリッドです。

マグリッドは絶世の美女です。

彼女はいつも椿の花を身につけており、社交界では「椿姫」と呼ばれていました。

マグリッドはある日出会った男性アルマンと恋仲になるのですが、実は2つの辛い秘密をかかえています。

1つ目はマグリッドが実はその昔、娼婦の身であったことです。

そして2つ目はマグリッドが不治の病におかされているということです。

マグリッドはこの2つの秘密が愛する男性アルマンの未来を暗いものにしてしまうということを知っています。

そして、ラストシーンで愛するアルマンの未来を守るために、マグリッドは「また娼婦に戻った」という嘘をついて別れを告げるのです。

本当のことを知らないアルマンは、とても傷ついてしまうのですが…。

このようなストーリーですので、よくよく考えるとマグリッドは「罪」を犯したとは言えないようにも解釈できます。

愛する男性であるアルマンのためを思って、嘘という罪を犯したのだとすればそれはマグリッドの「控えめな優しさ」や「控えめな愛」があるからこそどうしても犯さなければならなかった罪ですよね。

解釈はいろいろあるにせよ、椿がもつ裏花言葉にはこうした悲しいストーリーが隠されているのです。

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