花は見る人の目を楽しませるだけでなく、癒しや元気を与えてくれます。
今回は、そんな花の中でも「元気」という意味の花言葉を持つものをご紹介していきます。
自分や元気になってほしい相手に選ぶ「元気」のパートナーにはどのような種類のものがあるのか探していきましょう。
元気が花言葉な花1:可憐な友禅菊
友禅菊は、「元気」という意味の中でも「老いても元気」という花言葉を持っています。
他にも「老いてもご機嫌」「若者に負けぬ元気」という花言葉を持っています。
とてもポジティブな花言葉なので、いつまでも元気でいてほしいおじいちゃんやおばあちゃんへ贈るプレゼントとしても最適です。
ただ病院で入院している場合には、菊は縁起が悪いと感じる人もいますので、避ける様にしましょう。
友禅菊は、あまり馴染みのない名前かもしれません。
ガーデニングコーナーでは、アスターという名前で販売されていることが多い花です。
友禅菊は、着物の友禅染のように美しくて可憐な紫色の花の姿から名付けられました。
6月〜11月にかけて見頃を迎える花です。
キク科シオン属という種類に分類されていて、原産国は北アメリカです。
北アメリカの有名な年にちなんで、英名はニューヨークアスターと呼ばれています。
友禅菊と呼ばれているものは、明治時代に伝わってきた後、日本で品種改良されたものを指しています。
この友禅菊は品種改良後は野草として根付き、山野草として人気があります。
元気が花言葉な花2:色とりどりのポーチュラカ
ポーチュラカは、「元気」という意味の中でも「いつも元気」という花言葉を持っています。
夏の暑さも乾燥も跳ね返す元気な姿は、私たちのめげてしまいそうな心に勇気を与えてくれます。
そんなプランターいっぱいに育てて、たくさんのポーチュラカを眺めることもオススメです。
ポーチュラカは、多肉質の葉と茎を持つユニークな花です。
また、同じ株でも紫や白、黄色、ピンク、オレンジ、黄色など色とりどりの花を咲かせます。
ポーチュラカは種から育てることが難しいため、苗の状態で販売されています。
しかし、そこから育てることはとても簡単です。
ポーチュラカは、暑さや乾燥にとても強い植物なので少し家を空ける用事があっても。
出かける前にたっぷり水をあげていけばきちんと留守番をしてくれます。
夏の花壇を彩る花としても人気があります。
ただし、冬の寒さには弱いので1年草として扱われています。
5月〜10月に見頃を迎える花です。
這うようにどんどん広がっていくので、とても可愛らしい姿を楽しむことができます。
スベリヒユ科スベリヒユ属という種類に分類され、原産国は南北アメリカを中心とした熱帯地域です。
元気が花言葉な花3:ピンク色の紫陽花
小さな花が集まって咲く紫陽花は、土壌の性質によって色が変わる不思議な花です。
土が酸性の場合は、青いがかった紫陽花の花となり、土がアルカリ性の場合は赤みがかった紫陽花の花となります。
日本では酸性の土が多いため、青色の紫陽花が多く見られますが、ヨーロッパではアルカリ性の土が多いためピンク色の紫陽花が多く見られます。
このため青色が一般的な日本ではこの花を「藍色が集まった花」として紫陽花と名付けられたという由来があります。
5月〜7月に見頃を迎える花で、梅雨から初夏の季節を代表する花として多くの人に愛されています。
紫陽花の中でも「元気」という花言葉を持っているのはヨーロッパでよく見られるピンク色の紫陽花です。
ピンク色の紫陽花には、「元気」という意味の中でも「元気な女性」という意味を持っています。
他にも、紫陽花全体の花言葉として「家族団欒」という花言葉を持っています。
5月は母の日というイベントもあります。
いつも頑張っている元気なお母さんへの感謝の贈り物としても最適な花です。
今はお母さんと遠く離れて暮らしている方は、ピンク色の紫陽花を見つけたらお母さんのことを思い出して一言元気だよと連絡を取ってみてください。
きっとその一言がお母さんをさらに元気付けてくれます。
元気が花言葉な花4:万能薬のアロエ
アロエはシンプルに「元気」という花言葉を持っています。
この他にも「健康」「治癒」という意味の花言葉を持っています。
もし、アロエを元気になってほしい人へプレゼントする機会があれば、花の咲いているものを選んでみると「元気」になってほしい気持ちが二重で伝えられます。
また、観葉植物としてアロエを置いてみることもオススメです。
アロエの姿は知っていても、アロエの花については想像できないという方が多いのではないでしょうか。
アロエの花は、赤色やオレンジ色、黄色などの種類があります。
約4cmほどの円錐形の特徴的な花をつけます。
アロエは、11月〜2月に見頃を迎える花です。
ススノキ科アロエ属という種類に分類され、原産国は南アフリカを中心に、地中海沿岸、マダガスカル、カナリア諸島です。
アロエはギサギザとした肉厚の葉が特徴的ですが、サボテンの仲間ではなく、多肉植物の仲間になります。
アロエの葉には、ダイエット効果や美肌効果、やけどによる肌の炎症、高血圧など様々な体の不調に適した植物と言われています。
元気が花言葉な花5:オレンジが鮮やかなディモルフォセカ
ティモルフォセカの花言葉は「元気」という意味の他に、「健やかな人」「幸福」「富」「豊富」という意味の花言葉を持っています。
高貴な姿も楽しめるため、元気が欲しい時や自分を大切に扱いたい、雑な存在としてではなく高貴な人のように大切な存在としてありたいという気持ちになった時にオススメの花です。
ディモルフォセカは、少し発音が難しい花ですが鮮やかなオレンジが美しい花です。
花弁にはシルクのような光沢も見られ、どこか高貴な雰囲気も漂わせています。
ディモルフォセカはオレンジの他にも黄色と白色のものがあります。
どの色の花にもその花弁の根元に濃い青色が入っており、思わずその配色に見入ってしまいます。
2月〜6月に見頃を迎える花です。
キク科ディモルフォセカ属という種類に分類され、原産国は南アフリカです。
ディモルフォセカには、ギリシャ語で「二つの形の箱」という意味が由来しています。
箱というのは、ディモルフォセカの種を表しています。
ディモルフォセカの特徴として、1つの花に対して種の形が2種類あるためこのような名前の由来になっています。
元気が花言葉な花6:黄色が可愛いメランポジウム
メランポジウムの花言葉は、「元気」という意味の他に「あなたは可愛い」です。
いつもニコニコして可愛らしいと感じている意中の女性にプレゼントする花としても最適です。
また、黄色はあたりをパッと明るくしてくれる力を持っています。
長くその力を感じることができるという点も嬉しいところです。
メランポジウムを植えて、元気を出したい時はベランダに出て眺めてみるのもオススメです。
メランポジウムは、黄色くて小さな花を咲かせます。
こんもりと茂った葉の上に小さな花々が次々と顔をだす姿はとても可愛らしい光景です。
4月〜11月まで見頃を迎える花で、とても長い期間咲き続けます。
キク科メランポジウム属という種類に分類され、原産国はメキシコ、中央アメリカです。
春先に種を蒔けば夏中その姿を楽しむことができます。
もともとが暑い国の花なので、夏の暑さには強い品種です。
他の植物があまりの暑さに少し元気を無くしてしまっても、メランポジウムだけはそれをものともせずどんどん成長をしていきます。
このため初心者でも育てやすい花です。
しかし、対照的に冬の寒さには弱いので1年草として取り扱われています。
花言葉で「元気」を意味する花を知ろう
一口に「元気」という花言葉といっても、その花言葉を持つ花はどれも個性豊かでした。
いかにも元気さをアピールするようなものは少し荷が重すぎたり苦手という方でも、友禅菊やピンク色の紫陽花といった優しい穏やかな色合いのものもあります。
自分の好みに合わせて元気をくれるパートナーを選んで見てください。