甲午とは
甲午は「きのえうま」もしくは「こうご」と読みます。
干支の1つで31番目に登場します。
陰陽五行においては甲が陽の木、午が陽の火を表します。
そんな甲午を持つ人の性格や特徴はどの様なものでしょうか。
恋愛・仕事・相性といった観点から甲午の特徴をご紹介します。
1.甲午の基本的な性質・解釈
甲午はきのえうまと読まれています。
甲という文字はまっすぐにそそり立つ大木を表しています。
また午という文字は陽気で派手好きという意味を持っています。
この2つの文字が組み合わさり甲午という言葉になると、派手好きな部分を堂々とした大木のように真っ直ぐに隠さずに表現するという性質を持ちます。
そのため甲午の人はシンプルな華やかさをもつからこそ、周囲からはその華やかさを羨まれることなく憎めない存在です。
また、甲という文字の持つまっすぐさが真面目さとして現れます。
ですが、その真面目に取り組んでいることに対しては拘りが出てしまい、融通が利かなくなってしまうこともあります。
そのため、真面目に取り組んでいるときにいかに冷静さを保つかが大切です。
2.甲午の男性の性格・気質
甲午の男性は、癒し系の人が多い傾向にあります。
そのため、一緒にいるとどこか安心すると感じられます。
若いころはプライドが邪魔してしまい人を攻撃してしまうかもしれませんが、この癒しの部分は年を取るにつれて強くなっていきます。
また純粋で真っ直ぐな性格をしており、なかなか個性を前に出すということがありません。
全く出さないというわけではなく重要な場面では自分の個性や意見を発します。
しかし基本的には自分を出さずに全体のまとめ役として働くことが多いです。
また人の目がなくても自然と善行ができるような人柄です。
このことがその人の人間性に厚みを作り出しています。
こういったことの積み重ねにより、周囲からの信頼も得られていくことで、年を重ねていくにつれて人の上に立つような人物になっていきます。
3.甲午の女性の性格・気質
甲午の女性はだれとでも分け隔てなく付き合うことができる性格をしています。
端正な顔立ちをしている人が多く、中性的な雰囲気がある傾向にあるので、男女へだてなく人気になります。
性格自体はストレートでいつも明るいです。
周囲を照らすような明るさを持っており、その明るさを求めて自然と周囲に人が集まってきます。
そして集まってきた人たちの中心にいることで、よりその明るさは増していきます。
若い頃には短気な面が出てしまうこともありますが、年を重ねるごとにこの部分は減っていき、大人物の風格が見られるようになっていきます。
また強い意志を持っており、それが一本の芯となって周囲に振り回されないようになります。
ですがこのことが時には頑固さとしてとらえられてしまうこともあります。
4.甲午の年柱・月柱・日柱・時柱ごとの性格
甲午の年柱では、ボランティア精神にあふれるような環境で育つことになります。
そのため、どんな場面でも礼儀正しいですが、恥ずかしがり屋な面もあります。
目立つことが苦手で、個人のことよりも集団行動を優先します。
甲午の月柱では、とにかく働き者です。
自分の利益よりも公の幸せを優先するような仕事に向いています。
人当たりも良く優しいため、周囲の人々に重宝されるような人です。
甲午の日柱では、純粋でお人よしな気質がそのまま表に出ます。
そのため、騙されやすくなってしまいます。
信用できる人が一緒にいると運気が安定します。
甲午の時柱では、何事も真面目に頑張りますが、自分で決断を下せず、周囲の環境に流されてしまう傾向にあります。
5.甲午の恋愛傾向
甲午の男性の恋愛は、プライドが高いため、女性に対しても見た目を求めてしまう傾向があります。
そのため、モテるのですが恋愛関係にはなかなか進展しません。
ですが根は純粋で真面目です。
その純粋さから一度この人と決めたら迷わずに一途なアプローチをします。
先に挙げたことから軽く見られてしまうこともあるのですが、純粋さが強く表れもします。
甲午の女性の恋愛は情熱的で相手に向かって一直線です。
また、モテるため恋人が絶えないという場合も多いです。
ですがプライドが高いため恋人に対して見栄を張ってしまったり、恋愛の主導権を自分が握らないとすまなかったりします。
そのため、1つの恋愛が長く続かない傾向にあります。
6.甲午の仕事傾向
甲午の人は自分がしたいことではなく、今自分は何をすべきなのかということを重視します。
仕事においても同様に、今何をすべきなのかを考えて仕事に取り組みます。
そのため仕事を決める際に自分の夢や収入、出世などを参考にして仕事を決めない傾向にあります。
そして選んだ仕事は周囲に対して役に立っていることがわかりやすい、または実感できるような仕事になります。
これらは持ち前の奉仕精神から来ています。
そのため甲午の人は奉仕できるとともに「正しさ」がある仕事が適職になります。
警察官や消防士、弁護士などに向いています。
また仕事に対してじっくりと向き合うことができるので、時間をかけて深く取り組むような仕事にも向いています。
こういった仕事には、研究職などがあげられます。
7.甲午と十二運星ごとの相性
-長生と甲午の相性
厳しい環境下にいてもあきらめずに取り組むことで、トラウマを残してしまう傾向にあります。
そのため、気持ちを切り替えることが鍵です。
-冠帯と甲午の相性
地味な傾向にあります。
ですが人柄が良いので、交友関係も広がりやすいです。
ですが、人に騙されないように注意が必要です。
-沐浴と甲午の相性
飽きっぽい人です。
目の前のことに対しては全力で取り組むのですが、根気がないため、最後の最後で締めが甘くなってしまいます。
-建禄と甲午の相性
良く働く頑張り屋さんです。
ですがその分トラブルも多くなってしまいます。
これらのトラブルは、色々な角度から助けられるものに恵まれるので、解決に向かいます。
-衰と甲午の相性
個人行動よりもグループ行動を好みます。
仲間を作るのは上手ですが、その仲間のために仕事が増えてしまう傾向にあります。
-病と甲午の相性
難しい環境下にいることが多く、苦労も多い傾向にあります。
ですが、その影響で慎重さが増し、リスクを下げやすくなります。
-帝旺と甲午の相性
仲間を多く持つ傾向があります。
ですが、その仲間があまり役には立たないため、自分で取り組まなければならないということが増え、自身の経験値が高くなります。
-死と甲午の相性
現世への意識が弱いため、どのような変化も可能です。
優しくて謙虚な人柄ですが、周囲が想像していなかったような大胆な行動をすることもあります。
-墓と甲午の相性
自分自身よりも周囲を優先し、自己犠牲のもとで未来のために尽くすことができるような人です。
優しくて思いやりがあります。
-絶と甲午の相性
自分に不利なことだとしても逃げずに真正面から挑みます。
自分の体裁に拘らないので、周囲の環境に応じて常に変化しながら進化していきます。
-胎と甲午の相性
変化の多い環境下にいるため、元々低いとされる決断力がさらに難しく感じられるようになってしまいます。
ですが、この環境下で変化しながら進化できるタイプでもあります。
-養と甲午の相性
見た目上は優しく控えめです。
ですがその内面では葛藤が強く、ストレスをため込んでしまう傾向にあります。