陰陽五行において乙は陰の木、丑は陰の土を表します。
つまり乙丑は湿った土の上にひっそりと立つ木をイメージすることができます。
そのため穏やかな性質を持ちます。
ここではそんな乙丑の性格や特徴について、恋愛面や仕事面の性質などを含めてご紹介します。
1.乙丑の基本的な性格・特徴
乙丑の人は、基本的に人に好かれやすい穏やかな性格をしています。
一方で好き嫌いははっきりしており、自分に合わないと思うと静かに内心で見限ってしまうこともあります。
人一倍努力家なので地道に研究や試行を重ね、着実に結果を出していきます。
2.乙丑の男性の性格・気質
粘り強さと忍耐強さを持ち合わせ、かつ人との付き合い方も上手いので職場での評判は良いでしょう。
ただしこだわりが悪い方向へ出てしまうとなかなか折れず、面倒な人だと思われかねません。
3.乙丑の女性の性格・気質
誰かを支えたりサポートしたりするのが上手く、家族や友人の心の支えとなれる人です。
努力家なので職場での評価と信頼も高く常により良い場所を目指すことができます。
4.乙丑の年柱・月柱・日柱・時柱ごとの性格
乙丑を年柱もしくは月柱に持つ人は、大器晩成型で長い時間をかけた努力が最後に報われる性格をしています。
日柱と時柱に持つ場合は努力が孤独を生む場合がありますが、実力には一目置かれ信頼される人になります。
5.乙丑の恋愛傾向
男女ともにあまり積極的なほうではなく、恋愛においては基本的に受け身になりがちです。
好きになった相手には真剣に向き合い尽くしますが、知り合ってから恋人になるまでの時間は長めです。
あれこれ考えているうちにチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。
6.乙丑の仕事傾向と適職
クリエイティブな仕事よりも、着々と成果を積み上げるデスクワークに向いています。
他の人が嫌がるような地味な作業でも淡々とこなせるので上司からの信頼もあついでしょう。
だからと言って面倒ごとを押し付けられないよう、うまく立ち回るのも大切です。
7.乙丑と十二運星ごとの相性
-長生と乙丑の相性
持ち前の人当たりの良さがうまく作用し、好き嫌いを表にはっきりとは出さずに伝えることができます。
難しい局面でも順当に切り抜けられ、頭角を現せる出世向きの組み合わせです。
-冠帯と乙丑の相性
努力家な部分に丁寧さが加わり、周囲からの信頼がより高くなりやすいパターンです。
与えられた仕事を着実にこなすので重宝されますが、高い地位を得るには自分から行動することも大切です。
-沐浴と乙丑の相性
恋愛についての一途さが強調され相手に尽くし続けることになりやすい組み合わせです。
どんなことがあろうとも相手を好きでい続けますが、悪感情も表に出さないため相手側の改善はあまり期待できません。
-建禄と乙丑の相性
成功するまで試行を繰り返す性格が深まり、一度学んだことを着実に次に繋げられる相性です。
乙丑の人は努力を人に見せない傾向がありますが、建禄との組み合わせでは成果が表に出やすいと言えるでしょう。
-衰と乙丑の相性
一歩引いたところから全体を見て判断する性質が強まり、参謀タイプのはたらきが表れやすくなります。
効率の良い方法を考えるのが上手く、チームリーダーやプランナーとして才能を発揮できます。
-病と乙丑の相性
体力がやや低くなりがちで、病気や怪我に打たれ弱い性質が出ます。
精神的な粘り強さや根気強さは健在のため、頑張りすぎて体を壊すこともあります。
一度体調を崩すと完全に治るまでしばらくかかってしまうので、体調管理には気を配りましょう。
-帝旺と乙丑の相性
精神的な強さと頑固さが良い形で表れる組み合わせで、どんな困難にも立ち向かう強さを持っています。
果敢なチャレンジで課題を乗り越えていくため、根気強さや分析力が活かせる傾向があります。
-死と乙丑の相性
人当たりは良いままでありながら裏表が出やすくなるパターンです。
利己的な面が強調されてしまい周囲との関係に悩むこともありますが、自分を優先すると結果が出やすいのが特徴です。
周囲とのバランスはもちろん大切ですが、囚われすぎず行動することも大事にしましょう。
-墓と乙丑の相性
大器晩成型の特徴が強めに出て、地味なポジションからなくてはならない存在へ変わる組み合わせです。
日頃の努力が周囲に認められるまでは長いですが、着実かつ堅実に実績を積み重ねていけるでしょう。
-絶と乙丑の相性
何かと不利な状況に陥ることもありますが、その都度しっかりと対応し環境を覆していけるでしょう。
自分に目的や果たすべき仕事があれば、努力を重ねどんなことがあってもやり遂げることができます。
-胎と乙丑の相性
厳しい環境に身を置くことが多くなりそうです。
他人からの妨害を受けることもしょっちゅうですが、全ての出来事を糧として成長していきます。
実力がどんどん伸びていくため困難の後の運が良くなっていく傾向にあります。
-養と乙丑の相性
表に出す穏やかさの中に確かな強かさを持ち合わせています。
普段は温厚に振舞っていても押さえるべきところを押さえ、着実に成果をものにしていけるでしょう。
立ち回りの上手さや人付き合いのバランス感覚が活かされる組み合わせです。