丁丑は「ひのとうし」もしくは「ていちゅう」と読みます。
干支では14番目に登場し、最近では1997年が丁丑でした。
陰陽五行において丁は陰の火、丑は陰の土を表します。
今回はそんな丁丑の性格や特徴について恋愛面や仕事面を含めて四柱推命の観点から解説します。
1.丁丑の性質・解釈
丁丑の人は人当たりが良く控えめ、のんびりとしていて落ち着いている性格です。
頭が良く話し上手なので誰とでも打ち解け、特に年上から可愛がられるでしょう。
引っ込み思案ではあるものの、堅実で淡々と物事を進めます。
頼りがいがありそうに見えますが、実は協調性が無く人に合わせることができません。
また、好き嫌いが激しいので、自分と合わない人とは付き合いをしない傾向があります。
人間的な成長のためにも、イヤな人や物事とも向き合うことを意識した方が良いでしょう。
2.丁丑の男性の性格・気質
丁丑の男性は目立つことをせず、平凡な生活を好みます。
また、おっとりとしていて上品なので、初対面の人は良い印象を持つでしょう。
しかし、理想が高く好き嫌いの好みがハッキリしており、わがままな一面も。
また、言いたいことを飲み込んでしまうので、ストレスが溜まりやすい部分もあります。
一つの事に熱中すると周りが見えなくなるぐらいの集中力を発揮します。
3.丁丑の女性の性格・気質
丁丑の女性は物腰が柔らかで、穏やかな雰囲気を持った人が多いです。
大人っぽくて独特の色気があり、ミステリアスな魅力があります。
駆け引きが上手で、自分のペースへ持ちこむ力があるので惹かれる男性が多いでしょう。
逆にその姿が計算高く映ることもあり同性から、嫌われてしまうこともあります。
包容力があり、困っている人を放っておけない人情派な一面もあります。
4.丁丑の年柱・月柱・日柱・時柱ごとの性格
丁丑を年柱に持つ人は、幼少期から社会に適応する術を身につけることになるでしょう。
常識ある両親の元に育てられ、良質な教育をされます。
マイペースですが、この時期の教育のおかげで常識ある人間に育ちます。
丁丑を月柱に持つ人は、自分の考えを具現化したい、活用したいと思い始めます。
枠にとらわれない、大きな夢を持つようになりますが環境に恵まれません。
思うようにいかないことが多くあり、フラストレーションが溜まってしまうでしょう。
丁丑を日柱に持つ人は、あまり注目を浴びずに穏やかな生活をしたいと望むでしょう。
しかし、その持って生まれた才能から、否が応でも注目を浴びざるを得ない状況が来るはずです。
才能を発揮して注目を浴びるか、穏やかに過ごすか選択をすることになりそうです。
丁丑を時柱に持つ人は、新しい時代を生きる人にバトンを渡すことになりそうです。
自分が成しえなかったこと、達成できなかったことを子供や後輩に託すことになるでしょう。
次の世代を育てたいという気持ちが伝わり、良い影響を与えることになりそうです。
5.丁丑の恋愛傾向
丁丑の男性は、恋愛に対して真面目に向き合い、誠実な態度を取る人が多いです。
笑顔を絶やさずに誰に対しても優しく接しますが、好きな人以外の誘いはきちんと断ります。
また恋愛=結婚と考える人が多く、結婚後も浮気をせずに家庭を大事にしてくれます。
親との縁が強く大事にされて育っているので、嫁姑の関係をいかに良好に保つかがポイントです。
丁丑の女性は、自分に厳しく自立しているので、恋愛に依存することはありません。
男性に奢ってもらうことを良しとせず、自分の分は自分で払います。
一人の時間も大切にしたいので束縛してくるひとや上から目線の人とは相性が悪いでしょう。
男性の親とのつながりが強くなりますが、気負わず自然に接していれば大丈夫です。
6.丁丑の仕事傾向
丁丑の人は、好き嫌いで選んだ仕事が結果的に向いている仕事になります。
器用なので割とどんな仕事でも卒なくこなしますが、好きな仕事でなければ満足感は得られいでしょう。
人当たりが良く、話し上手なのでそれを活かせる接客業や営業職が向いています。
また、運の要素も入ってきますがアーティストなど芸術系の仕事にも縁があります。
若いころは何かと苦労もしますが、その経験は後々必ず役に立つでしょう。
愛想が良く世渡り上手なので、職場での人間関係に悩むことはあまり無いようです。
7.丁丑と十二運星ごとの相性
-長生と丁丑の相性
長生と丁丑が合わさる時は、短期ですぐに結果が出るものを優先しましょう。
追い風が吹く時もありますが、継続力が無いので長期的なプランは断念しがちです。
-冠帯と丁丑の相性
冠帯と丁丑が合わさる時は、周りの協力が得られる時です。
ただ、持続性が無いのであくまでも自分の力を信じて物事を進めていきましょう。
-沐浴と丁丑の相性
沐浴と丁丑が合わさる時は、人が集まってくるので人脈を広げるチャンスです。
ただ大きな発展は期待できないので、浅く広く付き合いを広げていきましょう。
-建禄と丁丑の相性
建禄と丁丑が合わさる時は、自分の力不足を実感してしまいがちです。
チャンスが舞い込んでも取り逃してしまう可能性があります。
頑張りすぎずに周囲に助けてもらいましょう。
-衰と丁丑の相性
衰と丁丑が合わさる時は、集中力が無くなり挫折しがちです。
一つ一つ着実にに物事を進め、タイミングを見誤らないようにしましょう。
-病と丁丑の相性
病と丁丑が合わさる時は、欲張らず謙虚に過ごすようにしましょう。
地味にコツコツと積み重ねていったことが後の成果に繋がります。
-帝旺と丁丑の相性
帝旺と丁丑が合わさる時は、そつなくなんでもこなせる時です。
持ち前の器用さを活かして頼まれたことを処理できるため、多くの人から支持されるでしょう。
-死と丁丑の相性
死と丁丑が合わさる時は、危険を察知して上手くかわすことができる時です。
決して派手とは言えませんがその器用さに注目が集まります。
-墓と丁丑の相性
墓と丁丑が合わさる時は、視野が狭くなり、頑固になりがちです。
悪い性質である協調性の無さが表に出てしまいます。
他人の意見に耳を傾けるよう意識しましょう。
-絶と丁丑の相性
絶と丁丑が合わさる時は、周囲の環境に息苦しさを感じることが多そう。
流れに逆行するよりも、身を任せて上手く立ち回る方法を見つけましょう。
-胎と丁丑の相性
胎と丁丑が合わさる時は、頭で考えるよりもまずは行動をする時です。
目の前のチャンスを逃さないためにも、フットワークを軽くしておきましょう。
-養と丁丑の相性
養と丁丑が合わさる時は、必要以上に慎重になり、行動に移せない時です。
無理に行動するより、観察眼を養って自分の糧となる要素を取り入れましょう。