2.アガパンサス
アガパンサスは別名「アフリカンリリー」「紫君子蘭(ムラサキクンシラン)」とも呼ばれています。
アガパンサスには、愛に溢れた出会いを期待させる花言葉があります。
「恋の訪れ」「知的な装い」「恋の季節」「誠実な愛」「優しい気持ち」などです。
アガパンサスは梅雨時期が見頃で、スっと伸びた細長い茎に青色や白い花を咲かせ梅雨のジメジメした時期に爽やかな彩りを与えてくれる花です。
アガパンサスの語源は、ギリシャ語の「アガペ」と「アンサス」からきており、「アガペ=無償の愛、アンサス=花」となり、「愛の花」というイメージが浸透したのです。
また、アガパンサスにはこんなギリシャ神話もあります。
恋多きゼウスは、ヘラという妻がいるにも関わらず虹の女神・イリスのことを好きになってしまいました。
困り果てたイリスは、ゼウスに追いかけられていることを、ゼウスの妻、ヘラに相談します。
「ゼウスのいない場所へ逃げたい」というイリスの願いを聞き入れたヘラは、七色の首飾りをイリスに授け神の酒をふりかけるとイリスの姿は虹となりゼウスから逃れることができたという話です。
ヘラがイリスにかけた酒が地上にこぼれただ地面から咲いたのは、アガパンサスの花だったと言われています。