1.ソードの2の正位置が出た場合の【基本的な意味】
ソードの2の正位置には、石でできた椅子に腰掛けている女性が目隠しをしている姿が描かれています。
そして、その女性は2本の手に持った剣を胸の前で交差させて構えています。
空には月が昇り背後には波の穏やかな水辺が広がっており、静かな緊張感を漂わせているカードがソードの2です。
一瞬、何か悪いことを暗示しているカードなのではないかと身構えてしまいますが、ソードの2の正位置は「調和」「均衡」を意味します。
他にも「抑制」「自己防衛」「バランス」「強い精神力」と言った意味が含まれています。
また、今のあなたには、タロットカードに描かれている女性のように、目に見える物事だけではなく、その内側をよく見て冷静に物事を判断しバランスを取ろうとしている状態です。
決断を下したいけれど、心にある迷いに対して決めきれていない状況であることも意味します。
また、その中で感情を「抑制」して理性で精神面を保っている状態とも解釈できます。
2.【相手の気持ち】について占った時にソードの2の正位置が出た場合の意味
相手の気持ちについて占った時にソードの2の正位置が出た場合、相手はあなたとの関係を今までのようにバランスよく保っていきたいと考えています。
あなたとの現在の関係に満足し、現状維持を保っていきたいと考えていることから、良い関係性が築けていることを意味しています。
しかし、逆に言えばすぐに大きな進展は期待できないとも言えます。
次のステップに進みたいとあなたが考えていたり、例えば結婚に関する話題に進めたいと考えていてもトントン拍子には進みません。
今は、焦らずにソードの2の正位置が意味する「調和」「均衡」を大切にして良い状態の関係性を守っていくことが重要です。
焦らずゆっくりと構えて相手との時を楽しみましょう。
3.【片思い】について占った時にソードの2の正位置が出た場合の意味
片思いについて占った時にソードの2の正位置が出た場合、すぐに成就する時期ではない可能性が高いです。
ソードの2の正位置に描かれている女性は、静かに考えながら決断の時を待っています。
このように、あなたの片思いの成就にも時間がかかることを意味しています。
また、今の関係性に調和がとれていて一歩先に進んだ関係になりにくいという側面もあります。
片思いの成就を目指すには、今は焦らず相手の好みや趣味などをリサーチし、デートを重ねてお互いの本質を知っていく時間として育んでいきましょう。
ソードの2の正位置には、「抑制」という意味も含まれており、まだお互いに対して完全に打ち解けておらず、遠慮や我慢している部分があることを意味しています。
片思いが授受して恋人になった時に長続きできるよう、この時期を大切に深めていきましょう。
4.【復縁】について占った時にソードの2の正位置が出た場合の意味
復縁について占った時にソードの2の正位置が出た場合、今はまだすぐに復縁に至る時期ではない可能性が高いです。
お互いの関係性にバランスは取れているため、表面上は友人のように穏やかに接することができます。
しかし、まだ別れた時の傷が癒えておらず、タロットカードに描かれている女性のように内側では心を2本の剣で守っている状態です。
表面上は、別れた時の傷は見せずに良い雰囲気を作り出して取り繕うことはできます。
しかしこの状態から復縁を成就させようとしても、ふとした瞬間に当時の悲しみが蘇り相手とぶつかってしまう可能性があります。
これでは、せっかく復縁できたとしてもすぐにまた別れが訪れてしまいます。
今は、復縁への気持ちがあっても焦らず、友人としてバランスのとれた良い関係性を維持していくことに注力しましょう。
この積み重ねの先に、恋愛においてもバランスのとれた良い関係性の構築が待っています。
5.【仕事】について時にソードの2の正位置が出た場合の意味
仕事について占った場合、穏やかでバランスのとれた仕事の日々を過ごすことができる可能性が高いです。
しかし、ここで注意が必要です。
白鳥のように、自ら出ている部分は穏やかに見えても、水の中では一生懸命足を動かしているような状態です。
穏やかな日々の中では、仕事で大きな評価と成功は得られません。
虎視眈々と好機を狙っています。
このため、いつ今の穏やかなバランスの良い日々が崩れてもおかしくはありません。
あなたにとって、現在の状況が心地よくて会議でもあたりさわりの無い意見や控えめな態度でバランスを保とうとしているかもしれません。
しかし、ソードの2の正位置には「強い精神力」という意味の含まれています。
自分の仕事に関する意見や企画をまとめることができたら、怖がらず強い精神力で発信していきましょう。
6.【自分の未来】について占った時にソードの2の正位置が出た場合の意味
自分の未来について占った時にソードの2の正位置が出た場合、自分の周りで起きていることた自分自身の選択について静かに目を瞑って考える必要があることを意味しています。
そうすることで、物事の調和やバランスが取れるようになります。
ここで注意しなければいけないことは、考える分野を偏らせすぎないことです。
ソードの2の正位置は、均衡と調和を意味しています。
例えば、自分の将来について考える時、人生にとって大切なのは仕事だけではありません。
恋愛や結婚、子育てなど様々なライフイベントが待っています。
どれもあなたの将来にとって重要なことです。